図学研究
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立体復元CADによる投影図を用いた3次元形状生成の教育
近藤 邦雄
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2004 年 38 巻 4 号 p. 21-25

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抄録

3次元形状モデリングの教育は, 島田, 長島, 新津らによって報告されている.これらを使いこなすためには, 三面図の読み書き能力が重要である.市販のCG, CADシステムを利用して形状を生成する場合においても, 三面図の描き方や見方を理解していなければいけない.このために第27回図学教育研究会で報告された「三面図を用いた立体復元」が三面図の描き方と読み方の教材に有用であると考えた.そこで, 筆者らはこのシステムによる投影図を利用した3次元形状生成を目的として以下の2つの大学で試行教育を実践した.以下, 本報告ではこの立体復元CADを利用して, 三面図の描き方と立体モデリングの基礎の理解を目的にした教育について述べ, 立体復元システムの概要, 演習の目的と内容, 学生の演習結果と評価について述べる.

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