福島医科大学公衆衛生学教室
1958 年 23 巻 5-6 号 p. 147-157,A11
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福島県猪苗代町の小田は磐梯高原の東北部吾妻山麓にある一小部落である. 著者等の一人佐瀬1) はこの部落に於て, 野兎病の疫学的調査を行つた時, こゝが終戦後2回に亘つて消化器伝染病に見舞われ, それが動機になつて流水使用より井戸設置が大々的に行われた事実を知つた.著者等は現地に行き流水及び井水の採水を行い, 実験室に持ち帰つて水質試驗を行う一方, 過去の流行の調査, 死因調査等を行つた. こゝに若干の考察を加えようと思う.
日本健康学会誌
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