出版研究
Online ISSN : 2434-1398
Print ISSN : 0385-3659
論文
ベルトランの理論的枠組みから見た日本の出版界のメディア·アカウンタビリティー·システム
―講談社の『僕はパパを殺すことに決めた』事件への対応を踏まえて
阿部 圭介
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2015 年 46 巻 p. 1-20

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抄録

本稿は,ベルトランが提示した「メディア・アカウンタビリティ・システム」 (MAS) の枠組みを使い,日本の出版界のアカウンタビリティー対応の特徴を明らかにすることが目的である.日本の出版のMASは,猥褻問題への対応や,名誉毀損の損害賠償額の高騰などを背景に取り組まれた.『僕はパパを殺すことに決めた』事件をめぐる議論では,「第三者機関」の性格や役割などが明確化されずに議論されてきたことが見て取れた.

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© 2015 日本出版学会
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