抄録
ラオスの4地点(Thangon(ビエンチャン特別市)、Paksane(ボリカムサイ県)、Seno(サバナケット県)、Pakse(チャンパサック県))において、日降雨特性の経年変化を集計し、稲に対する洪水被害を引き起こす可能性のある大きな降雨イベントの発生時期に関する解析を行った。Thangon、Paksane、Senoについては、1965~2004年の40年間の観測値を、Pakseについては1970~2004年の35年間の観測値を用いた。対象としたデータの前半を第_I_期、後半を第_II_期とし、年総雨量、年最大k日雨量、年間および雨季における日降雨に関する頻度等を算出するとともに、大きな降雨イベントがどのような時期に発生しているかについても解析した。その結果、年最大日雨量の発生時期には観測地点特有のパターンや変化傾向があることが示された。