抄録
本研究では、気象研で開発されたMRI-AM20kmとMRI-AM60kmの出力の間の統計的関係を見出し、統計的ダウンスケーリングにより60kmスケールのデータを20kmスケールのデータにダウンスケーリングする手法を開発した。ダウンスケーリング手法を適用した結果を検証するために空間相関係数を調べたところ、今回提案した手法では、MRI-AM20kmの出力がもつ元の空間相関がMRI-AM60kmのダウンスケーリング結果に十分反映できていないことが分かった。今後の課題として、60kmスケールの格子に隣接する格子との降水パターンも考慮した手法を開発し、隣の格子との空間相関を十分に反映する必要がある。