水文・水資源学会研究発表会要旨集
第24回(2011年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
セッションID: P93
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気候変動・地球環境
複数の気候予測シナリオによる日本河川流域の将来流況変化
*佐藤 嘉展道広 有理鈴木 靖小尻 利治
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抄録
近年,極端な大雨や少雨に伴う洪水や渇水の被害が日本各地で頻発している。今後,温暖化が進行すると,極端な気象現象がさらに増加すると予想されており,それに伴って河川災害の発生頻度や被害規模も増加すると考えられる。急峻で複雑な地形を有し,地域により気候が大きく異なる日本の河川流域では,流域別に異なるその地域の特性にあった河川管理が必要とされ,そのためには,将来,各流域の流況が現在に比べてどのように変化するのかを流域別に明らかにしておく必要がある。そこで本研究では,CMIP3(第3次結合モデル相互比較プロジェクト)による複数の気候モデルを用い,異なる将来予測シナリオの下で日本の様々な地域の河川流況がどのように変化するのかを明らかにすることを目的とした。
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© 2011 水文・水資源学会
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