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日本集中治療医学会雑誌
Vol. 17 (2010) No. 4 P 479-489

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http://doi.org/10.3918/jsicm.17.479

総説

65年前,急性腎不全(acute renal failure, ARF)患者に血液浄化療法(blood purification, BP)を施行し,世界で初めて救命して以来,数々のBPが開発され臨床応用されてきた。現在,BPは人工呼吸療法と並ぶ集中治療には必要不可欠の治療法となっている。しかし,現在になっても,いつからBPを開始するか,持続的BPと間欠的BPのどちらが有用か,血液浄化量は大きい方が良いのか否か,血液浄化器の膜素材によって臨床効果は異なるのか,など多数の争点が挙げられ,未だ明快な回答が得られていないのが現状である。近年,ARFの診断基準が新たに示され,BPの標準化が開始されようとしている。我が国における集中治療の医療レベルは世界水準を上回っていると考えられ,データベースを構築してまとめることで,その医療レベルの高さを世界に発信し,世界の標準化の波に乗ることが可能となると考える。

Copyright © 2010 日本集中治療医学会

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