日本集中治療医学会雑誌
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少量アセトアミノフェン内服により重篤な肝障害を呈した1症例
安田 善一藤林 哲男鈴木 久人高倉 康福田 悟
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9 巻 (2002) 2 号 p. 131-134

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アセトアミノフェン内服量が60mg・kg-1と中毒量としては少量であるにもかかわらず,重篤な肝障害をきたした症例を経験した。アセチルシステイン投与に加え血液浄化法を施行し治癒させることができたので報告する。患者は16歳,女性。自殺目的で市販の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンとして2.7g)を内服し,意識障害,嘔吐,尿失禁を認め入院となった。内服8時間後に肝逸脱酵素の上昇,第2病日にトロンボテストの低下を認め,血液浄化を目的にICUに収容し,第2,3病日に血漿交換(PE),第2~7病日に持続的血液濾過(CHF)を施行した。肝障害は第4,5病日をピークに徐々に改善し,第8病日に一般病棟へ転室した。重篤な肝障害をきたした原因として,患者が頭痛時などに内服していた他の消炎鎮痛薬や,市販薬に含まれていたブロムワレニル尿素およびエテンザミドの影響が考えられる。アセトアミノフェン中毒では内服が少量でも重篤な肝障害をきたす可能性があり,注意深い観察が必要である。

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  • 「日本版敗血症診療ガイドライン2016」訂正について     2017年2月に発行した「日本版敗血症診療ガイドライン2016」中の「CQ5-6:抗菌薬はプロカルシトニンを指標に中止してよいか?」につきまして,「推奨:敗血症,敗血症性ショックにおける抗菌薬治療で,PCT 値を指標に抗菌薬の中止を行わないことを弱く推奨する(2B)。」(同意率78.9%)としておりました。 しかし,本ガイドライン発行後に新たにRCT1件*を追加してメタアナリシスを行ったところ,28日死亡率が有意に改善し,抗菌薬投与日数も有意に短縮するという結果となりました。 この結果を本邦の臨床現場に適用できるかも含めて委員会内で議論し投票を行った結果,「推奨:敗血症において,PCT を利用した抗菌薬の中止を行うことを弱く推奨する(2B)。」(同意率78.9%)に変更いたします。詳細は,日本集中治療医学会ホームページhttp://www.jsicm.org/news-detail.html?id=168にて公開中の修正版 S53頁,S54頁,S61頁,S62頁 をご参照いただきますよう,お願い申し上げます。*de Jong E, van Oers JA, Beishuizen A, et al. Efficacy and safety of procalcitonin guidance in reducing the duration of antibiotic treatment in critically ill patients: a randomised, controlled, openlabel trial. Lancet Infect Dis 2016;16:819-27.                2017年9月7日 日本集中治療医学会・日本救急医学会合同日本版敗血症診療ガイドライン2016作成特別委員会委員長:西田 修副委員長:小倉 裕司担当理事:織田 成人(日本集中治療医学会)担当理事:田中 裕(日本救急医学会)
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