農業農村工学会論文集
Online ISSN : 1884-7242
Print ISSN : 1882-2789
ISSN-L : 1882-2789
研究論文
連続流入間欠ばっ気活性汚泥方式の農業集落排水施設におけるばっ気槽管理とBOD除去性能に関する研究
李 雨桐中野 拓治中村 真也山岡 賢阿部 真己
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 87 巻 1 号 p. I_61-I_71

詳細
抄録

連続流入間欠ばっ気活性汚泥方式の農業集落排水施設のBOD除去性能確保に関して, ばっ気槽1室のばっ気終了時のORP管理範囲100~125mVを明らかにするとともに, ばっ気装置散気方式, ばっ気強度, ばっ気時間等によるDO挙動特性とBOD除去性能確保に必要なばっ気終了時のDO濃度を把握した.総括酸素移動容量係数(KLa)にはばっ気槽の活性汚泥粘度が関与しており, ばっ気強度, 水温, MLSSを説明変数とする重回帰式から推定できることが確認された.BOD除去速度恒数はばっ気強度, ばっ気時間, 及び槽内水温を説明変数とする重回帰式から推定できることが示唆された.ばっ気強度(0.03 m3∙m-3∙mim-1)とばっ気時間(30min)を組合わせたばっ気槽の運転操作を通じて, 少ないばっ気空気量で高いBOD除去性能を得るなど農業集落排水施設の運転管理効率化が図られることが示された.

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 農業農村工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top