農業農村工学会論文集
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固化処理底泥土によるフィルダムの堤体改修における設計法
福島 伸二谷 茂北島 明五ノ井 淳
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2008 年 2008 巻 256 号 p. 375-388,a1

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抄録

砕・転圧盛上工法は老朽化ため池 (堤高H<15m) の補強や漏水防止のために開発された堤体改修法であり, 池内に堆積した底泥土を固化処理して所要の強度と遮水性を有するように製造した築堤土を用いて堤体築造を行うものである. 築造年代の古いフィルダムは堤高H=30m未満の比較的小規模で, かつため池と同様に均一型かあるいはこれに近い堤体構造をしているのが多く, ため池で採用される改修法がそのまま適用できると考えられる. そこで, 本論文では砕・転圧盛土工法を適用してフィルダムの堤体改修を行うことを想定し, フィルダムにおけるため池との相違点を考慮した設計法を提案した. 設計法の特徴は, 底泥土の粒度と含水比が固化処理強度に及ぼす影響を考慮した強度管理法と, 固化処理した底泥土の強度特性が応力レベルから受ける影響を表現するためのバイリニア型破壊規準による強度パラメータを導入していることである.

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