2010 年 20 巻 2 号 p. 183-188
本研究では,国立国会図書館の著者名典拠情報を拡充し,有効利用するための典拠情報共同編集プラットフォームを開発した.このプラットフォームはJAPAN/MARC(A)を読み込み,ネットワークを通じて複数の識者が足りない情報を追加することが可能である.また,必要に応じてMARCで定義されていない情報も追加することや,MADS及びMODS形式やその他の構造化記述言語で出力することも可能である.これらより,ネットワークに対応したより高度な文化情報資源の利用のために典拠情報を活用していくことが可能となる.