情報知識学会誌
特集「サイエンスデータとマッシュアップ技術」
NICTサイエンスクラウド運用および利活用報告
村田 健史渡邉 英伸鵜川 健太郎村永 和哉鈴木 豊山本 和憲木村 映善
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24 巻 (2014) 3 号 p. 275-290

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抄録

 多くの科学研究分野ではデータのほとんどがデジタル化され,さらにデータ総量の大規模化・データ構造の複雑化が進んでいる.来るデータ指向型科学時代を踏まえ,様々な科学研究のニーズを満たすための汎用性と専門性を両立した科学研究用クラウドが求められている.NICTサイエンスクラウドは(1)データ収集・伝送機能,(2)データ保存・管理機能,(3)データ処理・可視化機能の3つの基盤技術から成る科学研究用クラウドである.ビッグデータ科学・データ指向型科学の実現を目指し約4年にわたり構築と運用を進め,地球環境および宇宙環境科学を含む様々な学術研究成果を挙げてきた.本稿では,NICTサイエンスクラウドのシステムとサービスとNICTサイエンスクラウドを利用するプロジェクトの現状について報告する.さらに,NICTサイエンスクラウドにより明らかになった科学研究用クラウドシステムの有効性や課題について議論する.

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© 2014 情報知識学会
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