情報知識学会誌
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特集 第20回情報知識学フォーラム 「地域情報学における知識情報基盤の構築と活用」
Linked Dataによる分野連携型データベースの枠組み
武田 英明加藤 文彦大向 一輝
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2015 年 25 巻 4 号 p. 283-290

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抄録

 本稿ではLinked Dataの仕組みがいかに分野を横断して連携するデータベースを構築することを可能としているかを述べる。Linked DataはセマンティックWebの技術を使い、Web of Data、すなわちDataが相互につながったような世界をつくることを可能とする。実際、世界においてはDBpediaを中心として500以上のデータセットが相互につながっている。国内においては著者らが2012年より DBpedia Japaneseを公開・運営することで、同様の活動を広めている。実際、2012年以降、50以上の研究報告があり、20件のデータセットがリンクされており、15件のアプリケーションが報告されている。 またその内容も生物学から文化的コンテンツまで幅広く、様々なデータベースがリンクできることがわかる。

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