2019 年 29 巻 2 号 p. 147-152
フィリピンにおけるディプレッションは大きな問題であり、2000年から2012年にかけて2000人が自殺した。多くは15歳から29歳である。これらの数字は過小評価の可能性もある。多くの研究では教育が効果的な手段であるとされている。そのためディプレッションを防ぐためにフィリピンの労働者のメンタルヘルス対応力や意識、援助を促すアプリを開発した。このアプリは、ユーザーのディプレッション、モチベーション、共感、自己肯定感について理解するための情報を提供する。これらを活用してもらったところ、59%が満足した。これら肯定的な反応はメンタルヘルスの潜在的な可能性を示唆している。