保険学雑誌
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保険学雑誌第600号記念論文
新保険法立法の意義と課題
―体系論的視座を中心として―
村田 敏一
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2008 年 2008 巻 600 号 p. 600_101-600_119

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抄録

新保険法(保険法の現代化)の立法過程が着実に進行している。改めて,立法の基本スタンスが,現行の定着化している実務に混乱を招かず,また将来的な新商品・サービスの提供を阻害しないことに置かれるべき点につき,確認する必要があろう。また,今回,相当数の導入が予定されている強行規定の意味内容や,保険契約類型の分類と規律内容の関係等についても,実務の混乱を避ける観点からも,引き続き,理論的な吟味を行う必要性があるものと考えられる。

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© 2008 日本保険学会
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