日本図書館情報学会誌
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論文
公共図書館におけるインターネットサービスに関する来館者の選好意識調査 : コンジョイント分析法を用いて
孫 誌衒歳森 敦植松 貞夫
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ジャーナル オープンアクセス

2005 年 51 巻 2 号 p. 49-61

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抄録

公共図書館におけるインターネットサービスに対する利用者の選好意識構造を把握するために, コンジョイント分析法を用いて「サイトの制限」, 「職員の援助」, 「時間の制限」, 「待ち時間」, 「プライバシー」, 「活字資料との併用」, 「申込みの有無」の7つの要素について茨城県立図書館の来館者470人を対象に調査を行なった。その結果, インターネットへの習熟度や来館目的によって, 「職員の援助」や「サイトの制限」などの評価に差が生じること, また, 利用者は「プライバシー」を重視する傾向が強いことなどが分かった。このような違いを踏まえて, それぞれの図書館でインターネットサービスの位置づけを明確にすることや重点を置くべき提供環境などについて考察した。

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