日本図書館情報学会誌
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論文
アメリカ公立学校カリキュラム改革における学校図書館 : 1920年代から1940年代までの改革と日本占領期における受容
今井 福司
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ジャーナル オープンアクセス

2012 年 58 巻 3 号 p. 155-171

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抄録

本論文は日本占領期の教育改革における学校図書館の位置づけを明らかにするために,占領期にモデルとされたアメリカのカリフォルニア州とヴァージニア州における公立学校カリキュラム改革と,その改革における学校図書館の位置づけを,教師用指導書やコース・オブ・スタディを用いて確認した。そしてこれらのモデルに対して,倉澤剛が『近代カリキュラム』で行った翻訳や学習指導要領での記述に着目し,元々のモデルと日本での紹介のされ方の比較を行った。アメリカの両州の資料を検討したところ,ともに学校カリキュラムの新しい構成や指導方法と並んで,学校図書館設備の重要性やカリキュラムの関係が明記されていた。しかし,倉澤の翻訳や学習指導要領ともに学校図書館の記述は省略されており,これらの紹介のみを通じて学校教育と学校図書館の結びつきを理解することは困難であったと思われ,学校教育の関係者への学校図書館に対する理解が阻害されたと考えられる。

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© 2012 日本図書館情報学会
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