JSL漢字学習研究会誌
Online ISSN : 2432-1974
Print ISSN : 1883-7964
認知スタイルを考慮した漢字学習方法の研究(第32回研究会,2.研究発表)
有川 アンナ
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 4 巻 p. 29-36

詳細
抄録

本研究の目的は,学習者の認知スタイルに適した学習法が漢字の字形を覚える過程に影響があるかどうかを調べることである。被験者にそれぞれ違う4つの漢字学習法をさせた。また,被験者の認知スタイルを調査し,個人の認知スタイルと有効な学習方法との関連について検討した。その結果,本研究の範囲では,被験者の認知スタイルに適するものとして用意した学習方法がその漢字習得テストの成果には影響がないことが確認された。

著者関連情報
© 2012 著者
前の記事 次の記事
feedback
Top