日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集
第7回日本ロービジョン学会学術総会・第15回視覚障害リハビリテーション研究発表大会合同会議 プログラム・抄録集
セッションID: PII-8
会議情報

ポスター発表 II
兵庫県におけるロービジョンケアの実態とロービジョン・マップの製作
ロービジョン・マップの製作
*鈴木 克彦山縣 祥隆三村  治
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

【目的】兵庫県在住の視覚障害者(児)ができるだけ居住地の近くでロービジョンケアを受けることができるように、兵庫県下の病院眼科で行われているロービジョンケアの内容を調査し、結果を小冊子にまとめて兵庫県ロービジョン・マップとして県下で配布したので紹介する。 【対象と方法】兵庫県下の全病院眼科80施設に対して、ロービジョンケアを行っているかどうか、その内容および受診方法についてアンケート調査を行った。これらの結果を兵庫県眼科医会公衆衛生活動の一環として小冊子にまとめ、会報に掲載して全会員に紹介するとともに、別冊を各市町村の障害福祉課、保健所、盲学校などに配布した。 【結果】調査した80病院中、ロービジョンケアを施行しているのは30病院で、平成13年の調査に比べて12病院増えていた。制作、配布した兵庫県ロービジョン・マップはその後、いくつかの施設よりコピーして配布しても良いかという問い合わせがあり、また盲学校からは点訳しても良いかと問い合わせがあった。発表当日にはその後の各施設での利用状況について報告する。 【結論】以前に日本眼科医会から発表されたロービジョンケアができる病院リストは、各地域で利用するには内容が不十分であり、情報の正確性にも問題がある。この種の情報はその性質上、地域限定で調査されるべきであり、正確な情報であれば利用価値が高いと考えられた。

著者関連情報
© 2006 日本ロービジョン学会・日本視覚障害リハビリテーション協会
前の記事 次の記事
feedback
Top