日本レーザー医学会誌
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特集「歯科における最新レーザー治療」 -Er:YAGレーザーの応用 -
歯周治療へのEr:YAGレーザーの応用
水谷 幸嗣青木 章石川 烈和泉 雄一
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2011 年 32 巻 1 号 p. 39-47

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抄録

歯周病は細菌性プラークが原因で歯周組織に炎症を生じる疾患で,特に歯周炎は深い歯周ポケットを伴い,歯槽骨などの歯の支持組織を喪失する疾患である.Er:YAGレーザーは,その原因となるプラークや歯石の除去が熱傷害なく蒸散でき,付加的な治療効果も期待されることが基礎研究にて示されているため,従来法への補助あるいは代替治療手段として有用と考えられている.臨床研究においても,スケーリング・ルートプレーニングや,フラップ手術などの歯周外科治療に応用され,良好な臨床成績が示されている.本稿では,最近の研究報告に基づき,Er:YAGレーザーを用いた歯周治療について俯瞰する.

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© 2011 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
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