日本レーザー医学会誌
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特集「胃癌PDTに関する全国調査」
胃癌 PDT(photodynamic therapy)と病理所見
山岸 秀嗣中村 哲也寺野 彰
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2015 年 36 巻 2 号 p. 146-153

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抄録

PDT(photodynamic therapy)後に手術された胃癌の病理所見から,PDT の治療効果がSM(submucosa)全層に及ぶ可能性が示された.Laserphyrin® によるPDT 後に切除された胃癌の病理所見から,Laserphyrin® によるPDT は腫瘍血管に対するvascular shutdown 効果が強く,Photofrin® を用いたPDT に比べてより深部への治療効果が期待できる可能性が高い.腫瘍選択的破壊という特徴を持つ低侵襲で効果的な治療法であるPDT は,手術不能な場合の胃癌に対する内視鏡治療のひとつとして期待される.

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© 2015 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
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