2019 年 40 巻 2 号 p. 140-143
日本レーザー医学会安全教育委員会が取り組んでいるレーザー医療安全に関わる活動の現状と課題について私見を述べる.現在同委員会では,年3回の定例安全教育講習会を開催している他,国が新規レーザー治療機の承認に当たって義務付ける安全講習会の支援を行っている.また当学会が認定しているレーザー専門医等の個人資格取得に必要な専門制度試験の作問等を担当している.上記講習を受講しているのはレーザーを扱う医療従事者のごく一部と考えられ,レーザー医療安全向上のためには,抜本的な検討が必要と考えられる.