日本レーザー医学会誌
Online ISSN : 1881-1639
Print ISSN : 0288-6200
ISSN-L : 0288-6200

この記事には本公開記事があります。本公開記事を参照してください。
引用する場合も本公開記事を引用してください。

犬猫に対するレーザーを用いた腸管吻合術
山田 英一住吉 浩
著者情報
ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: jslsm-40_0023

この記事には本公開記事があります。
詳細
抄録

獣医療におけるレーザー技術の発展を目的として,半導体レーザーを使用した新しい腸管溶接法を考案した.この研究のためにlaser welding鉗子(LW鉗子)と呼ばれる特別な腸鉗子を作成した.基礎研究において,犬および猫のレーザー腸管溶接は,LW鉗子と接触型プローブを使用して可能であることが確認され,臨床症例に適用できるものと考えた.猫巨大結腸症および小型犬の重篤な腸閉塞症に対して,レーザー腸管吻合術を施行した.短期および長期の臨床結果として,重度の術後合併症がみられず,すべての症例で良好な回復が得られた.

著者関連情報
© 2019 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
feedback
Top