抄録
レーザー血管吻合部の創傷治癒を客観的に評価するために, 健康雑種成犬の総頸動脈に作製した吻合部のコラーゲン量, 非コラーゲン蛋白質量およびコラーゲン濃度を, 色素結合法により測定し, 手縫い吻合部を対照にその経時的 (直後, 7日, 15日, 30日, 60日, 90日, 各=5) 変化を観察した。
レーザー吻合部では, コラーゲン量およびコラーゲン濃度が吻合後急増し, 15日をピークに30日以降吻合直後の値に回復した。手縫い吻合部においては, 漸増し, 60日まで高値を持続した。
その結果, レーザー血管吻合では, 手縫い吻合よりも良好で早い創傷治癒が得られた。