抄録
情報検索の道具として整形外科学教室ではタナックカードを利用していたが, 時間と手間の節約を考えて, パソコン使用を決意した.その手始めとして手術台帳を作製するプログラムを作り, データの入力を行った.さらにこれらのデータからどのような情報検索ができるのかそのプログラムを付していくつかの実行例を記す.これらの例によって, データ収納とその使用法を理解され, より多くのデータを入力することで, 従来人手と時間をかけて行っていた症例の統計的検討が, 種々の統計的手法で短時間に出来るようになることを願うものである.