昭和医学会雑誌
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特殊なリンパ節炎におけるT-cell及びPlasma cell Seriesの量的変動について
Alpha-Naphthyl-Acetate-Esterase染色による検索
杉山 喜彦太田 秀一塩川 章九島 巳樹渡辺 秀義
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1984 年 44 巻 6 号 p. 761-765

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抄録

ANAE染色を用いて特殊なリンパ節炎におけるT-cellとPlasma cell Seriesとの変動を検索した.症例は11例の結核性リンパ節炎, 9例のPiringerリンパ節炎 (Toxoplasmosis) , 2例のサルコイドーシス, 2例の梅毒性リンパ節炎及び3例の伝染性単核症である.結核, Toxoplasmosis及び伝染性単核症にT-cellの増加が目立ったが, 特に伝染性単核症において著明であった.サルコイドーシスと梅毒においてはT-cellもPlasma cell Seriesも増加を示した.特殊な肉芽腫を形成する疾患群でも活動性の病巣とそうでない病巣ではT-cellとB-cellの分布の差があることが示唆された.したがってスタンプ標本による検索のみならず, 組織学的なANAE染色が必要である.

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