生体医工学
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抄録
変化の著しい小児の成長を可視化するための手法の開発
服部 麻木鈴木 直樹中田 亮輔小幡 聡神保 教広宗崎 良太赤星 朋比古田口 智章家入 里志橋爪 誠
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2016 年 54Annual 巻 28PM-Abstract 号 p. S341

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抄録

ヒトの内部ではミクロからマクロのどのレベルにおいても四次元現象が生じており、この空間と時間軸での変化を可視化し、解析することは診断や治療に大変有用だと考える。これまでにわれわれの研究グループでは、心拍動や歩行など、比較的短い時間で変化する四次元現象を可視化するシステムの開発を行なってきた。そして現在、これらよりも長い時間間隔で変化するヒトの成長の中でも特に成長の著しい小児期を対象とし、その変化を可視化するシステムの開発を行なっている。本システムでは数年の間に複数回撮影された小児のX線CTデータを用い、小児の骨や臓器などの内部構造が成長によってどのように変化していくのか、理解しやすい可視化システムを目指している。本発表では開発中のシステムについて報告する。

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© 2016 社団法人日本生体医工学会
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