生体医工学
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抄録
5チャンネル同時計測型MMG/EMGハイブリッドセンサシステムの開発
福原 真一渡辺 彰吾岡 久雄
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2017 年 55Annual 巻 4AM-Abstract 号 p. 252

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筋音図(Mechanomyoram : MMG)と筋電図(Electromyogram : EMG)を同時計測することにより、骨格筋収縮の正確な評価が可能となる。しかし、筋音図は身体を固定して計測しなければならない等の理由からこれまで用いられることが少なかった。そこで筆者らは、筋音図と筋電図の同時計測が可能なMMG/EMGハイブリッドセンサシステムを開発した。デバイス本体は小型軽量(47×34×24mm、34g)であり、簡便に皮膚に貼付できる。ハイブリッドセンサは、筋音/筋電センサ部、トランスデューサ部およびストレージ(SDカード)が一体となっていることから、付属装置を必要とせずに筋音/筋電計測を行うことができる。従来、センサの固定に微妙な調節が必要であったが、センサ形状に合わせた専用のベルトを用いることにより、簡単に取り付けが可能となった。また、センサと操作端末はBluetooth(R)を介して通信され、計測・制御ソフトウェアによって最大5台のハイブリッドセンサを一括制御でき、サンプリング時間や測定時間等の計測パラメータが設定できる。筋音/筋電波形はリアルタイムモニタリングされ,データはCSV形式で出力される。MMG/EMGハイブリッドセンサシステムの開発により、適用フィールドを問わず、誰もが容易に筋音/筋電計測を行えるようになった。謝辞 本研究の一部は、H28年度特別電源所在県科学技術振興事業(岡山県)の助成を受けた。記して謝意を表する。

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© 2017 社団法人日本生体医工学会
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