生体医工学
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抄録
容量型In-Bed電極センサを用いた心電図と脈動の非接触同時計測に関する基礎的検討
竹内 智一田中 裕幸藤岡 英二植野 彰規
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2017 年 55Annual 巻 5PM-Abstract 号 p. 497

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本研究では,容量型電極センサを用いて,ベッド上で心電図と脈動を非接触同時計測する装置について基礎的な検討を行った。検討システムでは上背部の2ヶ所に敷いた導電布電極により,衣類を介して心電図を計測した。また,腓腹部と踵部の下に導電布を敷くことで,シーツを介して導電布-衣類-体表面からなる容量結合を形成し,脈動による結合容量の変化を検出した。ただし,従来システムでは脈動信号のS/Nが悪く,計測が不安定であった。新システムではセンサ形状の変更(2つのセンサ面積比の変更)によりS/Nの向上を図った。20代の男性3名を対象に市販の寝間着(綿100%)を着てもらい,仰臥位で心電図と脈動の同時計測を行った結果,新システムでは脈動のS/Nが平均で約15%向上した。

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© 2017 社団法人日本生体医工学会
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