生体医工学
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早期ウィルス感染症検知マイクロデバイスの開発
木村 雄亮池内 真志井上 佳則生田 幸士
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2018 年 Annual56 巻 Abstract 号 p. S172

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抄録

LAMP法は、サンプルを一定温度で加熱するのみで、ウィルスDNA、RNAの発現解析が可能な手法である。しかし従来装置は巨大で設置箇所が制限されるという欠点がある。当研究室では、200 nlという少量サンプルでのLAMP法を可能とするマイクロデバイスの開発に成功した。本デバイスは全制御、観察システムを含めて手のひらサイズでありながら、1度に16サンプルの同時発現解析を可能とする。デバイスはキャピラリモジュール、リアクタモジュール、ヒータモジュール及びコンテナモジュールから成り、これらを立体的に組み合わせることで構築される。これにより、加熱や蛍光観察が必要な範囲を最小限に抑え、反応施行に必要なエネルギーを削減し、9V電池1本での全システム駆動が可能である。リアクタは極めて薄いポリプロピレンフィルムを熱変形させる事で作製し、熱伝導率や透明度を改善した。また、非常に簡単な手順でかつ低コストでの作製が可能であり、ディスポーザブル性に優れる。また毛細管現象を利用し、リアクタモジュールに16サンプルを同時にアプライできるシンプルなシステムも同時に開発した。これによりサブマイクロリットルスケールの微量なサンプルを簡単に操作できる。本デバイスを用い、デングウィルスRNAの検出実験を行ったところ、デングウィルスRNAを含むサンプルでのみ反応が生じ、反応特異性及び実用性を確認できた。

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© 2018 社団法人日本生体医工学会
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