廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第23回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A4-5
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A4 住民意識・住民参加
循環指標に関するアンケート調査の手法間結果比較と傾向スコア法を用いた補正のための共変量の探索
*桜井 健太平井 康宏浅利 美鈴酒井 伸一
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抄録

循環基本計画の取組指標に関する調査がインターネットを用いて実施されているが、インターネット調査は標本の代表性の問題が指摘されている。本研究では、循環指標に関する調査をインターネット調査と郵送調査の2つの手法で実施し、調査手法間の回答分布の差を比較した。また、傾向スコア法を用いてインターネット調査から郵送調査標本での結果を推定し、推定値の二乗誤差和比を指標として、精度の高い補正に適した共変量を探索した。カイ二乗検定より両調査には、全55問中44問に5%水準で有意差があり、回答・属性分布が大きく異なることがわかった。傾向スコア法を用いた推定結果から、共変量項目として、「年齢」を使用すること、「インターネット利用頻度」を利用しないことが重要であることがわかった。これは、過去の調査研究と共通する特徴であった。調査への参加や環境配慮的意識・行動に影響を与える共変量項目について更なる分析が必要である。

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© 2012 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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