マレーシアにおける最終処分場スカベンジャーの調査をおこなった。マレーシアの一人あたりGDPはインドネシアの約3倍であるが、最終処分場スカベンジャーが経済的に成立している。これはインドネシアでは処分場に至る前に単価の高い資源が引き抜かれ、最終処分場スカベンジャーは主にプラ袋を回収しているのに対して、マレーシアではPETボトルや空き缶などが最終処分場に多くたどり着くため、それらの回収で高い収入を得ることができるからである。当局はより上流でのリサイクルを積極的に支援し、最終処分場での資源回収の必要性を減らすように努力すべきである。