廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第28回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A7-5-O
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A7 廃棄物管理・計画
循環型社会システム形成プロセスとその評価 北海道I市の事例から
*押谷 一
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抄録

廃棄物処理システムは、基本的に公衆衛生の視点から、排出源から速やかに収集、運搬して、焼却などの中間処理を経て、埋め立てなどの最終処分至る一連の流れとともに資源物の回収で構成されている。日本では、狭隘な国土であること、国内で供給できる資源は、十分にないなどといった条件の下で、資源として利用する循環資源の利用促進を中心に廃棄物の適正処理を図るための循環型社会システムへの転換が進められている。日本では、このような社会システムが比較的、順調に形成されている。 日本の廃棄物処理システム、とりわけ循環型社会システムは、適正技術の導入だけではなく、法制度の整備をはじめ行政の取り組みや市民の理解と協力によって形成されていることに着目し、それを社会システムが十分に整備されていない途上国に適応の可能性を整理するため北海道I市の廃棄物処理を例に、循環型社会形成プロセスを整理し、それを評価するものである。

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© 2017 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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