廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第28回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A8-3-O
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A8 高齢者・ストックごみ
神戸市における塗料・廃油等の家庭系処理困難廃棄物の実態について
*齋藤 友宣上田 晴香早川 健一林 昭彦
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抄録

本調査は、家庭で残された日曜大工用品、園芸用農薬、洗浄剤、廃油、カセットボンベ・スプレー缶(中身が入っているもの)などの品目を家庭系処理困難廃棄物と位置づけ、神戸市の①家庭系処理困難廃棄物の退蔵量・種類などの現状把握(回収によるサンプル調査)、②回収調査での持参者の意識調査(持参者アンケート)等を行い、市民が排出しやすい方法の情報提供内容を明らかにすること、さらに、今後の家庭系処理困難廃棄物の適正排出・処理方策をとりまとめることを目的とし実施した。 ①のサンプル調査では、市民1,180人から、約6,239kg、15,832個を回収した。個数ベースで約25%、重量ベースで約37%が、家庭で排出する前に何らかの処理を行えば、燃えるごみとして排出できるものであることがわかった。 ②の持参者アンケートでは、持参物の購入場所は「ホームセンター」が約74%と最も多く、約25%が「少量商品がなく、やむを得ず量の多い商品を購入した」と回答している。

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© 2017 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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