廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A2-6
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A2 ごみ発生・物質フロー
効率的な使用済み製品リサイクルフローの構築を目的としたデータベースおよび運用モデルの設計
*永瀬 萌村上 進亮
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抄録
日本において、安定的な資源確保は必須課題の一つであり、リサイクルもその取り組みの1つとして進められてきた。しかし、鉱物資源の使用済み製品からのリサイクル率は高いものでも60%程度であり、さらにリサイクル率を上げていくためにはリサイクルフロー全体を考慮した効率化が必要である。そこで本研究では、有価物濃縮を行う中間処理プロセスを中心に前後のプロセスである使用済み製品排出プロセスや製錬プロセスも考慮して、リサイクルフローの最適化することによるフローの効率化を進めることを目的とし、中間処理プロセスデータベースおよびその運用モデルを設計した。

データベースには代表的な中間処理プロセスおよび研究開発段階にある比較的新しい中間処理プロセスの情報を格納した。運用モデルについては設計およびケーススタディとして小型家電リサイクルフローの機械化に関する検索を行い、効率的なフローが検索されることを確認した。
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© 2018 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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