主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 29
開催地: 名古屋大学東山キャンパス
開催日: 2018/09/12 - 2018/09/14
近年、温室効果ガスの削減及び自国エネルギーの確保を目的としてバイオ燃料の導入が望まれている。BTL(Biomass to Liquids)技術は、食料と競合しない非可食のセルロース系原料を用いて、[1]ガス化→[2] FT合成という二段階の熱化学処理により軽油等の炭化水素バイオ燃料を製造できる第二世代技術の一つである。本報では、第二工程のFT合成技術の開発を目的として、鉄系触媒を用いたFT合成の基礎試験、フィールド試験を行った。基礎試験では反応温度、H2/CO比を変えた条件での反応特性を把握した。フィールド試験では、72時間の定常運転を行い、油の製造を実証した。