SDG 11は今後も人口集中が予想される発展途上国の都市における持続可能性を目標としている。Target 11.6では特に都市廃棄物(MSW)が都市環境に与える影響を抑制することとし、Indicator 11.6.1を用いてTarget 11.6の達成度をモニタリングすることになっている。本研究はIndicator 11.6.1をMSW管理割合と定義し、発展途上国を想定してMSW発生量及び管理量の推計手法を例示することを目的とした。MSWの定義及び境界に関して論じた後に、MSW発生量及び管理量に関して、トラックスケールが存在しない場合など発展途上国の実情に即して推計手法を例示した。より信頼性の高い推計を実施するためにも、現場で実施可能なデータ収集方法を提示する必要がある。