廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: D2-2-O
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D2 焼却(2)
遠隔監視・運転支援拠点を活用した廃棄物焼却施設の運転安定化への取り組み
*藤本 祐希井藤 宗親
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抄録

今後の廃棄物焼却施設は人材不足に対応しつつ、従来通り適正かつ安全・安心なごみ処理を継続しなければならない。当社では、遠隔監視・運転支援拠点(Solution Lab)と現場が協働し、各施設において人材を育成しながら、施設運営が安定する仕組みを構築することによって、この課題への対応を図っている。本稿では、Solution Labが果たしている役割と具体的な取り組み事例を報告する。Solution Labが構築したプログラムに基づいて、施設運転に関する設定値を現場運転員が調整することによって、煙突から排出される排ガス中の酸性ガス濃度を安定化させ、消石灰の使用量を約9%削減した。

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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