廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: B2-5-O
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B2 廃棄物管理・計画(2)
古紙回収量変化の要因分析 −宮城県における資源回収ステーションを事例に−
*劉 暁玥劉 庭秀大窪 和明佐藤 正弘青木 俊明
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抄録

家庭から排出される古紙の主なリサイクルルートとしては、自治体による分別収集と集団回収がある。しかし、廃棄物行政にとっては、リサイクルはコストの削減と再資源化効率の向上が大きな課題になっている。一方、廃棄物行政の回収ルート以外に、民間業者による資源物回収サービスが増え始めている。スーパーマーケット、ホームセンター等の店頭に資源回収ステーションを設置し、古紙、ペットボトル、小型家電等の資源物を回収しているが、比較的良質の資源物が回収できるという。本研究は宮城県内107ヶ所資源回収ステーションの回収実績に基づき、回収量の実態分析を行った。また、QGISを用いて、古紙の店頭回収効果と周辺住民属性との相関分析を目的としている。これらの分析結果は資源回収ステーションの出店効果が分析でき、廃棄物行政と民間回収ルートの役割分担、コスト削減、資源回収効率向上のための重要な示唆を与えると考える。

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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