主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第32回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 32
開催地: 岡山コンベンションセンター
開催日: 2021/10/25 - 2021/10/27
環境省が毎年集計、公表している一般廃棄物処理実態調査では、例年リデュースの取り組みとして、1人1日あたりのごみ排出量の取組の上位10市町村を人口規模(10万人未満、10万人以上50万人未満、50万人以上の3カテゴリー)別に公表している。1人あたりごみ排出量は、1人あたり生活系ごみ排出量と1人あたり事業系ごみ排出量の合計値であり、人口が多いほど生活系ごみが減少し、事業系ごみが増加する傾向が確認できる。1人あたりごみ排出量は、地域産業や昼夜間人口の影響を受けると見込まれるが、これら以外にも自治体の収集方法や手数料、分別数等の影響を受けると考えられる。本稿では、自治体のごみ収集施策が1人あたりごみ排出量に及ぼす影響を明らかにするとともに、ごみ減量化施策の効果予測を示すことを目的としてロジスティック回帰分析を実施したので報告する。