主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第33回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 33
開催地: 宮崎大学
開催日: 2022/09/20 - 2022/09/22
太陽光発電は再生可能エネルギーとして導入が拡大しており、破損した太陽光パネルも含めて、使用後のリサイクル方法の確立が課題となっている。太陽電池の1種である化合物系太陽電池パネルは、重量の80%以上をガラスが占めるため、有価物である光吸収層(CIGS層)の分離・回収とともに、パネルガラスのリサイクルが重要な課題となる。本研究では、化合物系太陽電池パネルのリサイクルを目的として、バレル研磨を利用した光吸収層の分離・回収およびパネルガラスの発泡化について検討した。バレル研磨を利用し、適切な条件(研磨材の種類、大きさ等)で処理することで、比較的短時間で光吸収層を分離・回収することができた。またパネルガラス(カバーガラスおよび基板ガラス)について、それぞれの物性に合わせ、発泡剤の種類、処理温度等を変えることで、適切な発泡条件を見出すことができた。