廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第34回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: C5-5-P
会議情報

C5 自動車・電池および強電機器
リチウムイオン電池リサイクル原料の蛍光X線分析における試料調製法の検討
*王 誼群松田 渉高原 晃里森山 孝男
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

カーボンニュートラルへ向け電気自動車が普及し、LIBの安定供給には使用済みLIBからのレアメタル(Li, Ni, Co, Mn)の再資源化が不可欠である。 回収されたLIBの処理条件は様々であり、得られるブラックマス粉末試料の粒度や成分は不均質である。また電池外装や集電体に使用されるAl成分は、熱処理の過程でNiやCoと合金化反応を起こし、不均質な状態で存在していることが知られている。

本研究では、蛍光X線分析によりブラックマス試料中のレアメタルおよび不純物成分の組成を正確に分析することを目的とし、試料調製法の検討を行った。異なる試料調製方法で得られたブラックマス試料について、スタンダードレスFP法を用いてレアメタルと不純物成分を分析し、ICP発光分析値との差異を比較した。

著者関連情報
© 2023 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top