主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第35回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 35
開催地: つくば国際会議場
開催日: 2024/09/09 - 2024/09/11
本研究ではプラスチックの投入・生産・廃棄段階における環境への影響の評価をライフサイクルアセスメントより行い、現在のプラスチックリサイクルにおいて、単純焼却のみ、マテリアルリサイクルのみ、サーマルリサイクルのみの3つのシナリオを仮定し、その違いを評価・比較した。本研究では「プラ再資源化フロー図」(一般社団法人プラスチック循環利用協会)に掲載されている、投入段階・排出段階・処理処分段階のプラスチック推定重量に関するデータを使用した。得られた分析結果より、単純焼却では、廃棄物発生量は減少するが気候変動に大きなマイナスの影響を与えうることがわかった。また、マテリアルリサイクルやサーマルリサイクルなどでは気候変動にはほとんど影響を与えないが廃棄物や他の化学物質等の排出が進む可能性を示唆する結果が得られた。