抄録
室内塵からダニを採集するためには遠心沈殿法,比重法,浮遊法,ベルレーゼ法など,また,生きたダニを捕集する簡便法としてプレパラート・トラップ法が考案されている。しかし,これらの方法には一長一短があり,検査目的によって使い分ける必要がある。行政指導の現場においては,刺咬被害が疑われる場合等に,掃除機のゴミ等から簡便に生きたダニ類を確認する必要に迫られる機会が多い。
今回,ツルグレン法を用いて掃除機のゴミからのダニ捕集を試みたのでその結果を報告する。また,遠心沈殿法の一法であるダーリング液遠沈法との比較も行った。