抄録
5種エキゾチックペットに自然感染した外部寄生虫に対するイミダクロプリド(以下ICと略)の使用経験例を報告する。
ノミが寄生したウサギ12頭について、ICを1頭あたり12.7~40.0mg/kgあて滴下投与したところ、その後の経過観察が可能であった8頭全頭において、4段階評価上位第2位である有効、あるいはそれ以上の成績が得られた。一方、カビアハジラミが寄生したモルモット15頭に対して、ICを28.2~80.0mg/kgで投与した結果、追跡が可能な13頭ではいずれも著効と判定された。1症例のみではあるが、モルモットズツキダニに対するICの駆虫効果も窺われた。フェレットではノミ寄生の2症例でICの有効性が確認された。これらすべての症例で、IC投与による副作用は認められなかった。きわめて少数例ではあるが、プレーリードッグとモモンガの症例も紹介する。