日本重症心身障害学会誌
Online ISSN : 2433-7307
Print ISSN : 1343-1439
症例報告
障害児通所支援を利用する医療的ケアが必要な重症心身障害児の成長に関する母親の認識
−2名の母親の語りから−
伊藤 千尋佐藤 朝美廣瀬 幸美
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2018 年 43 巻 3 号 p. 507-514

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抄録

幼児期の医療的ケアが必要な在宅重症児の母親が、障害児通所支援を利用したことによる子どもの成長発達をどのように感じているのか、母親の認識を明らかにすることを目的として、在宅重症児の母親2名に半構造化面接を行った。その結果、【子どもの伝えたいことが伝わるようになってきた】【子どもが人との交流を楽しめるようになった】【子どもが通園を楽しみながら成長している】【いろいろな方法で家族が子どもに関われるようになってきた】【専門職の手を借り、施設ではいろいろな体験ができるようになってきた】という成長への認識が示された。母親は、医療ニーズの高い重症児でも専門職により安全性が確保されれば成長を促すことができると認識していることが明らかになった。

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© 2018 日本重症心身障害学会
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