日本運動器看護学会誌
Online ISSN : 2435-001X
Print ISSN : 2186-635X
関節リウマチ患者のセルフケア行動の実態調査
重末 喜恵森山 美知子
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ジャーナル オープンアクセス

2008 年 3 巻 p. 64-71

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抄録

在宅で療養する関節リウマチ患者のセルフケア行動の実態および行動を阻む要因を明らかにすることを目的に, A県内のリウマチ専門外来を設置する5カ所の医療機関に通院する患者を対象に無記名自記式質問紙調査を行っ た. 248人に配布し, 235人が分析対象となった結果,定期的に通院している者は97.0%,指導されたとおり に服薬している者は94.0%であり,これらのセルフケア行動は良好であったのに対し,リハビリテーションを行っ ている者は31.1%にとどまった. 日常生活における安静と活動のバランスは51.5%が取れていると回答し,ソー シャル・サポートを適切に活用している者は52.7%であった. リハビリテーションの実施率は指導を受けた経験 がある者に有意に多く,機能障害度が高いほど実施割合が高くなっていた.また,医療者による患者・家族教育 の不足からくるセルフケアの必要性や実施方法の知識不足等がセルフケア行動の実施率を下げる要因となってい た.

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© 2008 日本運動器看護学会
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