日本運動器看護学会誌
Online ISSN : 2435-001X
Print ISSN : 2186-635X
腰椎術後の下肢しびれ感と性格及びその他の要因との関連
梅津 はるみ武田 宜子
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ジャーナル オープンアクセス

2011 年 6 巻 p. 36-41

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抄録

本研究は,腰椎術後1年目に残存する下肢しびれ感と,患者の性格及びその他の要因との関連を明確にするこ とで,術後の下肢しびれ感に対する看護師の対応への示唆を得ることにした.腰椎術後1年目の患者を対象に, 性格検査及び質問紙調査を実施し,回答を得られた45名について分析した.結果は以下の通りであった. 1.術後 の下肢しびれ感が日常生活に影響する程度は小さかったが,下肢しびれ感による歩行困難と日常生活の制限,生 活の楽しさとは強い相関を示した.2.下肢しびれ感の強さは内向性の性格と弱い相関関係を示した.3.下肢しび れ感の強さは罹病期間と膀脱機能の低下,仕事(家事)中の休息の取得,仕事(家事)の充足感と関連していた. 4.下肢しびれ感が特に強い者のなかに内向性や神経症傾向の性格をもつものが多く,それらは周りからの支援を 強く望んでいた.

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© 2011 日本運動器看護学会
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