食用酵母を蛋白質源の一部としてカゼインと配合した場合クロレラを蛋白質源の一部としてカゼインと配合した場合, 及びカゼインのみを蛋白質源とした場合の三者につき, ラッテ等成長試験, 並びに蛋白質等消化吸収試験を行つた。なお, 食用酵母, 並びにクロレラ等配合比はカゼイン2に対し1の割合とした。その結果は (1) 成長試験による増重率は食用酵母を配合した酵母群が最も優れ, クロレラ群, カゼイン群の順であつた。なお酵母群とクロレラ群等間には大差がなかつた。しかし飼料効率, 蛋白質効率はカゼイン群がよく, 酵母群がこれに次ぎ, クロレラ群が最も劣つた。(2) 蛋白質等消化吸収試験で, その消化吸収率はカゼイン群93.6%, 酵母群90.3%クロレラ群86.7%であつた。