抄録
本邦産豆種子18種類について, その各々から分離した粗グロブリン及び粗グルテリンの塩酸加水分解液を試料として用い, そのアミノ酸を, イオン交換樹脂及びPCを用いて検出及び同定を行つた。またアミノ酸の含量は, J. Awapara のPCによるアミノ酸の呈色斑抽出比色法を用いて定量し, 大体において他の文献に近い値が得られた。
本実験に際し有益な御助言をいただき, また実験の実施に多大の便宜と援助を与えられた山田教授, またPhotoelectric spectrophotonleter使用にあたり御援助をいただいた熊本逓信病院の竹屋博士の方々に厚く御礼を申し上げる。